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2010年1月7日 更新 那須幹博の讃岐のほんまですか?

栗林公園1 ミシュラン三ツ星庭園、地元の人も知らない魅力とは?・・・ 新年明けましておめでとうございます。今年も、ふるさと讃岐の「メウロコ」(目からウロコが落ちる業界用語)をどんどん紹介していきますので、よろしくお願いいたします。できれば、実際にその地を訪れ、あるいは体感していただき、皆さん自身の感性でその素晴らしさを感じ取っていただければと思います。さて、2010年新しい年を迎えての記念すべき第一弾は、日本を代表する大名庭園「栗林公園」です。メウロコの世界が広がります。

ミシュラン調査員も息を呑んだ畢竟(ひっきょう)の庭園… お庭の国宝「栗林公園」

私たちは、「栗林公園」を「りつりんこうえん」と躊躇なく言いますが、県外の多くの方は、「くりばやしこうえん」と何の迷いもなく言います。意外でしょうが、これが世間の常識で、「栗林」を「りつりん」と読むのはかなりの少数派です。最近は、「くりりんこうえん」という人も現れて、面食らっていますが(笑)…。

2008年4月某日、四国運輸局から電話があり、ミシュランの調査員が栗林公園等観光地の格付けをするので、ガイドしてほしいとの依頼がありました。実はミシュランには、日本人に馴染みのホテル・レストランの格付けのレッドミシュランのほかに、観光地格付けのグリーンミシュランがあります。フランスなどでは、伝統的にはグリーンミシュランの方が歴史も古く、人気も高いです。また、レッドミシュランはお店に内緒で調査しますが、グリーンミシュランでは、観光地の目に見える美しさに加え、その背景となる文化や歴史にも触れないと正しい評価ができないということでガイド付きになることもあります。

08年5月11日運命の日、意外と荷物の少ない1人のフランス人が早朝、栗林公園を訪れ、私の英語と香川短期大学の尾崎先生の仏語通訳でミシュランの格付け調査が始まりました。当日は明け方に雨が降り、木々の緑がとても瑞々しく輝き、さらに借景の紫雲山の斜面を水蒸気が駆け上り、公園全体が荘厳な雰囲気で包まれ、1年に百回を超えて公園を訪れる私でさえあまりの美しさに息を呑み、そして私の隣には同じく息を呑み、感動に包まれている調査員がいたのでした。

たどたどしい英語で約2時間ガイドさせていただきましたが、ガイドしている私の方が感動する美しさでした。そこには、ミシュラン三ツ星に十分値する私たち県民の誇れる宝物がありました。そうです、そうなんです。栗林公園は、実は雨の日や雨降り直後がもっとも美しいのです。ぜひ一度雨の日に訪れてみてください。まさにメウロコです。

那須 幹博

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