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2010年5月7日 更新 かがわ経済ナビ

40.7% この数値は、高松市が今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる「確率」です。文部科学省の「地震調査委員会」によって公表されています。2008年段階での確率は21.4%でしたが、予測方法の高度化により、4割にまで上昇しました。一般に大地震に見舞われかねない地域と思われている「東京(山の手)」でも、19.7%ですから、決して低い数字ではないと思います(ただし、同じ東京でも、下町は6割の確率ですし、高松だけが他の地域と比べ、際立って高い訳ではありませんが・・・・・・)。

震度6弱といえば、立っていることが困難で、固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもあるという大きさです。耐震性の低い木造建築では傾いたり、倒れたりするものもあります。さらに万一震度6強となると、大きな地割れが起きたり、地すべりが発生する可能性もあります。私は昨年、県の防災センターで阪神淡路大震災の揺れを体験しましたが、予測つかない家の動きに、かなり慌ててしまいました。

私ども日本銀行では、「新型インフルエンザ等の感染症や自然災害などに対する体制整備を、関係官庁や金融機関等と連携しつつ、着実に進めていく」こととしています。翻って、皆さん方の備えはどうでしょうか。例えば、関東では「家具の固定」が当たり前のように行われていますが、当地のご家庭や企業では十分な対策がなされているでしょうか。そう言えば、高知から転勤してきた方とお話ししていたら、「当地と高知では、災害に対する備え・考え方が、天と地ほどにも差がある」との話を聞いたことがあります。

因みに、1946年の昭和南海地震(M8.0)では、香川県でも52人の死者を出しています。また、五剣山の一部が崩落した宝永地震(M8.4)では、2メートル弱の津波が寄せ、相当の被害があったとの記録があります。この冬、各ご家庭や企業では、新型インフルエンザへの備えをされたと思いますが、いつか大地震が起きたときにでも、安心・安全を確保できるよう、日頃から十分な備えをしておくことが必要だと思います。

日本銀行高松支店長 中村 武

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