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2010年5月7日 更新 動向リサーチ

四国地区企業倒産集計 2009年度

    特徴
  1. 倒産件数は前年度比20.4%減。上半期、下半期共に前年度比減少。
  2. 負債総額は、前年度比69.5%の増加。過去10年で3番目。
  3. 県別では、4県で前年度の件数を下回った
  4. 業種別では、建設業が131件でトップながら、前年度比30.7%減。
  5. 原因別では、販売不振が198件でトップ。不況型倒産は前年度比8.89%減。

概況

2009年度の四国地区企業倒産状況(負債総額1000万円以上、内整理を含む)は360件、負債総額2560億1900万円であった。件数は、前年度比20.4%減、4年ぶりに前年比で減少に転じた。一方、負債総額は前年度比69.5%増、過去10年で3番目となり、(株)穴吹工務店(負債総額1388億1100万円・高松市・マンション販売)の発生が影響した。原因別では、販売不振が198件(構成比55.00%)でトップ、不況型倒産は246件(構成比68.33%)であった。業種別では、建設業が131件でトップ、製造業60件、小売業、サービス業他各49件、卸売業43件、運輸業11件、不動産業、情報通信業各7件、農・林・漁・鉱業2件、金融保険業1件であった。倒産形態別では、法的倒産220件(破産200件、民事再生、特別清算各8件、会社更生法4件)、銀行取引停止130件、内整理10件であった。負債10億円以上の倒産は22件(前年28件)であった。


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県別

4県全てで、前年度比減少。負債総額は穴吹工務店の影響大きく、香川が全体の81%を占めた。

県別にみると、前年度比で、件数は4県共に減少に転じた。香川県は、件数122件で4県中トップ、前年度比3.9%減となった。一方負債総額は、2060億1800万円で前年度比544.4%増となり、(株)穴吹工務店1388億1100万円が発生した影響が大きかった。愛媛県は117件で、前年度比25.9%減。負債総額は191億5000万円で、前年度比74.9%の減となった。前年度はタック化成(株)240億3400万円、堀田建設(株)110億円、(株)ジョーコーポレーション90億円といった大型倒産が相次ぎ、その反動から大きく減少した。高知県は、件数69件で前年度比15.9%の減となった。一方負債総額は199億6300万円で、前年度比7.3%の減少となった。徳島県は件数52件で、前年度比38.8%減で、減少率は4県中最大となった。負債総額は108億8800万円で、前年度比48.7%減となった。



原因別

不況型倒産は、246件(構成比68.33%)で、前年度比24件の減少。

件数は販売不振が198件(構成比55.00%)でトップ。次いで既往のシワ寄せ45件、過小資本38件、他社倒産の余波34件、放漫経営24件、信用性低下、設備投資過大各7件、その他4件、売掛金回収難3件となった。負債総額は放漫経営が1533億3100万円でトップ、販売不振453億5100万円、他社倒産の余波249億4400万円、信用性低下120億1700万円、既往のシワ寄せ101億1700万円、過小資本71億700万円、設備投資過大18億2400万円、売掛金回収難11億8500万円、その他1億4300万円となった。

業種別

建設業が131件でトップ

件数は、建設業が131件でトップ、以下製造業60件、小売業、サービス業他各49件、卸売業43件、運輸業11件、不動産業、情報通信業各7件、農・林・漁・鉱業2件、金融保険業1件となっている。前年度との比較では、建設業58件、卸売業22件、運輸業10件、製造業4件、不動産業2件と5業種で減少した。また情報通信業2件、小売業、サービス業他各1件と3業種が増加。農・林・漁・鉱業、金融・保険業が同数であった。負債総額は不動産業が1486億3700万円でトップ、以下製造業285億5300万円、建設業272億9200万円、サービス業他241億3800万円、卸売業118億8100万円、小売業76億3800万円、運輸業58億8700万円、農・林・漁・鉱業10億円、情報通信業9億8200万円、金融・保険業1100万円となった。

株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長高松支社長 影浦 泰一

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