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2010年10月21日 更新 おしえて!早わかり芸術祭

第14回 最終回 総集編 瀬戸内国際芸術祭もついに終盤を迎えています。これまで日本中・世界中からの多くの方が島々へ渡り、島や海、そして作品を体験しました。そしてスタッフやボランティアサポーターこえび隊のみなさんの努力、なにより島の方々の理解と協力があってこその芸術祭でした。10月31日、とうとう閉会を迎えます。全ての人に感謝して、今回は芸術祭を振り返ってみたいと思います。

瀬戸内国際芸術祭が誕生

約5年前から構想が温められてきた「瀬戸内国際芸術祭」。美しい備讃瀬戸を舞台にその実現に向けて、2年程前に実行委員会が発足しました。発足当時は真鍋武紀前知事が会長をつとめ、財団法人直島福武美術館財団理事長の福武総一郎さんが総合プロデューサーを、そして総合ディレクターは現代アートによる地域づくりで活躍している北川フラムさんに決まりました。それから、昨年10月のキックオフイベントや、今年の東京と大阪で開催された企画発表会を通して、参加アーティストやイベントが決定していきました。

アーティストとこえびが汗を流した作品制作

アーティストが決まれば、次は作品づくりです。今年2月ごろから多くのアーティストが島々へ入り、空家や田んぼ、池やあぜ道に作品を制作していきました。同時に「こえび隊」も、作品展示や作家が滞在する為の空家掃除に汗を流しました。もちろんアーティストの作品制作のお手伝いも始まり6~7月にピークを迎えます。そんな中で、島の人々との挨拶、会話、交流が生まれていきます。ゆっくりとですが、芸術祭が島の輪郭を変えていきました。

待ちに待った芸術祭スタート

そして7月19日、高松港では多くの漁船と人々に祝福された開会式が催され、スタンプラリー形式の作品鑑賞パスポートを持って、多くの人が船に乗っていきました。スタッフやこえび隊も日々の運営に奮闘し、瀬戸内国際シンポジウムやコンサートやワークショップなども頻繁に開催され、瀬戸内は日々盛り上がっていきます。同時に気温もぐんぐん上昇し、今夏は記録的な猛暑と晴天続きで、すべての人に熱中症予防が呼びかけられました。また会期半ばで実行委員会会長が真鍋前知事から浜田恵造現知事へバトンタッチ。後半戦へ突入していきます。

予想をはるかに超える入場者数

当初、30万人の来場者を予想していましたが、会期半分の9月5日には30万人を突破。10月14日時点で約70万人。一日平均8000人が島へ渡りました。特に、シルバーウィークなど連休は、異例の人出に島が沸きました。それゆえ、会期前に増便や新設航路等で準備していた船も予想以上の人出で、どの船もフル回転、時には積み残しもありました。

終わりに向けて

そして、芸術祭はクライマックスへ。10月17日には豊島に豊島美術館がオープンしました。更なる混雑が予想される島々ですが、実行委では平日の来島を呼びかけています。スタッフもこえび隊も最後の力を振り絞って万全の体制で臨みますが、まずは来場者の方々のご協力が必要です。芸術祭や航路を事前に調べたり、島でのマナーを守ったり、最後まで楽しめる芸術祭になる様に、ご協力をよろしくお願い致します!

芸術祭で繰り広げられるさまざまな作品をご紹介します。

小豆島の旧大鐸小学校の図書室に栗田宏一さんが採集した瀬戸内海沿岸の600カ所の土の標本が美しく展示されています。この60種類は見事に色が違い、あたかも岩絵具や油絵具の色見本帖のような趣きがあります。600カ所すべての色が違うという驚き。これらの土と親しみ、これらの土を統御して、この地域の人たちは田園をつくり、畑をつくってきたのです。と同時にこれらの土を扱う技術こそ、瀬戸内海、日本文化の基となったことに感銘をうけるのです。

総合ディレクター 北川フラム

クリエーターと協働して特産品のパッケージをリニューアルするプロジェクトです。

香川県をはじめとした四国東部の名産品で、優しい柔らかな口どけが人気の「高級和三盆糖」を、「海を持って帰る」をコンセプトに「波」に見立ててデザインしました。商品名の「うみのうた」は、瀬戸内の海のイメージと、口に入れた瞬間に「波」のように消えていく和三盆の食感を伝えています。伝統に新しさが加わりました。

こえび隊 甘利 彩子

瀬戸内国際芸術祭2010

開催期間 2010年7月19日(海の日)~10月31日(日)
会場 直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺

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