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2010年10月21日 更新 香川の元気印!

地域の人と作る「世界一」“鉄人レース”に夢を乗せて - 高松市トライアスロン協会 「地域の活性化を目指して・・・・・・」
そんな言葉をよく耳にするが、その大きく難しい目標に挑み続ける若者たちがいる。東京在住の若者らが作る、四国を愛する人たちのネットワーク「HIP(Home Island Project)」だ。

来月開催される「サンポート高松トライアスロン」。大会を企画し、運営にもあたるHIPの発起人で、高松市トライアスロン協会理事長の梅田智子さんは「地域の人たちと一緒に『世界一』を作りたいんです」と、瞳を輝かせながら語る。

NYで芽生えた故郷への思い

「四国にもおもっしょいこと、すごいことがよっけあるんですよ」

梅田智子さん。高知生まれ香川育ちの33歳。讃岐弁丸出しで、そしてこちらが圧倒されるほどに元気よく、彼女は語り始めた。

梅田さんは高校卒業後、故郷を離れた。大学生活を過ごした東京、仕事で赴任したニューヨーク・・・・・・何もかもが新鮮で刺激的な毎日。当時は故郷を振り返ることはほとんどなかったと打ち明ける。

しかし、様々な人たち、様々なコミュニティーと出会う中で次第に故郷への強い意識が芽生えていった。

「私のルーツやアイデンティティーってどこにあるのだろう・・・・・・。私は自信を持って故郷を語れるのだろうか・・・・・・」

情熱の源は「故郷を自慢したい」

2004年、香川出身者4人でHIPの前身「SANUKIプロジェクト」をNYで立ち上げた。最初に試みたのは「ニューヨークにさぬきうどんブームを」。

うどん職人を香川から呼び、セントラル・パークやリンカーン・センターでイベントを開いた。NYタイムズなどメディアにも取り上げられた。

「私の故郷にはこんなにおいしいうどんがあるんよって、ただ自慢したかっただけなんです」。そこで感じた喜びが、その情熱を加速させていった。

おもしろくてかっこいい!四国応援プロジェクト

梅田さんは06年に転職して帰国。現在は東京のIT系ベンチャー企業に勤めながらも月に2~3回は帰省して、四国を愛する人たちのネットワーク「HIP」の活動を続けている。

08年に設立したHIPは、今や東京から関西、NYからシンガポールにまで支部を持ち、スタッフの数は若者を中心に150人を超える。

これまでに手掛けた「四国応援プロジェクト」をいくつか紹介しよう。とにかく発想がユニークだ。

  • 四国のおいしいものなどを一堂に集めた夏祭り「東京の中心で、四国を叫ぶ」。東京・丸の内で開催。約500人が参加。
  • 浅草の花やしきを貸し切った幻想的なパーティー「シコクリスマス」。クイズ大会「シコクイズ」では瀬戸内海の「島のオーナーになれる権利」が賞品に。
  • 四国の若手農家と、東京の料理研究家らが新しい流通やマーケティングについて考える「『農』と言える四国」・・・・・・

「若い人たちに思いを伝えるには、まず『おもしろい』『かっこいい』と感じてもらうことが必要なんです」と梅田さんは話す。

「『オレ、瀬戸内海に島を持ってるんだ』ってかっこいいじゃないですか」

キーワードは「世界一」

世界的デザイナーとコラボする香川の木工所、世界一のシェアを誇る高知の企業・・・・・世界を舞台に活躍する企業をパネリストに招いてのUターン就職支援なども行っている。

「四国には、ある分野では日本一、世界一という企業もたくさんあります。HIPがこれまでやってきたのは四国の世界一を見つけて自慢することなんです」

地元の人たちと一緒に、世界一を「作る」

四国の「世界一自慢」をしてきた梅田さんの次の目標・・・・・・それは地元の人たちと世界一を「作ること」だ。

今、手掛けているのが来月高松市で初めて開催されるトライアスロン大会。トライアスロンの多くは、交通を規制しやすい郊外で開催されるが、今回はサンポートエリアの瀬戸内海と市街地が舞台。全国的にも珍しい都市型の大会になる。

漁師さんに船を出してもらって時間帯ごとに潮の流れを調べるなどコースは入念にチェックした。参加者はエントリーの受付開始から1週間あまりで定員の250人に達した。ここまでは順調だ。

そしてこの大会、将来の「世界一」を目指してユニークな仕掛けが随所にちりばめられている。それは、ツイッターや新たな中継システムなどを駆使した「メディアアート」。

「テーマは『筋肉とアートの混血化』です。単なるスポーツ大会ではなく、トライアスロンを丸ごとアートの作品にするという世界初の試みで、世界から注目を集めたいんです」

5年後には世界大会に。
そしていつか「世界一」の大会に―。

梅田さんの瞳がまた、輝きを放った。

サンポート高松トライアスロン ~瀬戸内国際体育祭~

11月3日(水・祝)、サンポートエリアの海と市街地を舞台に開催。午前9時スタート。五輪基準の半分となるスイム750m、バイク20km、ラン5kmの計25.75kmで実施。大会参加人数が予定定員に達したため、エントリー受付はすでに終了。

サンポート高松トライアスロン大会実行委員会事務局

所在地
高松市古新町7-6 メディアミックス研究所内
TEL:050-8882-5252(電話対応 平日10~17時)
FAX:087-811-6715
http://www.tritakamatsu.jp/

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